ケンタッキー州の田舎町で単身赴任生活

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アメリカの企業で働いて気付いたこと

本日はアメリカの企業で働いて気付いた私の日本での職場との違いについてまとめました。


あくまでも私の働いている以下の条件での感想ですので、一般論では無いかもしれません。


【条件】
・私は某日系企業(一部上場)で係長として働いている41歳の♂
・会社がアメリカの企業をM&Aしたことをきっかけにそこの会社へ転勤
・アメリカの会社はケンタッキー州南部にあるローカル中小企業
・日本人は一人もおらず、現地の人たちにとっても私が初の日本人受入れ
・もちろん上司も部下も現地人、会議も文化もすべてアメリカ流


といった条件なので、日系企業の海外支店に転勤される方とはちょっと条件が異なるかもしれませんが、早速気付いた点について以下にまとめてみました。


①ランチの時間と内容
日本のように12時ピッタリにチャイムが鳴って食堂へゾロゾロという習慣はありません。11時ぐらいになるとパラパラと人が散り始め、個人のペースでランチを取ります。マックやKFCに外食する人もいれば、家から持ってきてオフィスで食べる人もいます。毎日食べに出てる人も多いですが、みなさん立派なお腹をしています(笑)
ちなみに私は家から持って行ってオフィスで食べるようにしています。

※ある日のランチ(Costcoで買ったマルちゃんのカップラーメン)


②勤務時間帯
基本は8:00~17:00となっていますが、みなさん早めに来て早めに帰っていきます。(7:30に来て16:30に帰宅していくイメージ)また、残業している人はほとんどいません。私が17:00過ぎまで残っていると、上司から帰れーと言われます。6月は21時頃まで外が明るいので、仕事が終わってから4時間ぐらい日中のような感じです。

私も最近は朝早めの出勤(7:30)


③サプライヤーとの打ち合わせ
サプライヤーと直接打ち合わせする際は、朝から夕方まで1日掛けて色々な案件を打ち合わせします。ランチもピザなどをデリバリーして、食べながらアイデア出しをしたりもします。会社間の距離が遠いので、1回の打ち合わせの機会を大事にしている印象でした。


④福利厚生
これが初めよく分かりませんでした。人事からBenefitを選べと言われ・・・?って感じでしたが、アメリカの会社では健康保険を福利厚生にしている会社が多いそうで、我が社もそうでした。内科と歯医者と眼科のカテゴリーから自分の好きなオプションを選択して、病院に掛かる場合は会社から補助が出る仕組みだそうです。(アメリカは国民健康保険が無いので、個人で医者に行くと高額ですからね)あとはジムにフィットネスに通うと補助金が出ます。これも健康対策でしょうね。


⑤雑談
アメリカ人、とにかく雑談が好きです。一度始まると1時間以上立って喋っていることが多く、始めは無駄な時間だな・・・と思っていましたが、よく観察すると上司と部下のコミュニケーションが上手に取られていて、部下からの悩み事などをうまく引き出しているので、大事な時間だなと感じました。コミュニケーション不足がよく言われる日本でも取り入れたい習慣ですね。


⑥個人の責任感
私の今いる現地の会社は各個人に仕事と目標が割り当てられているので、それぞれ個人が責任をもって仕事を進めていきます。日本にいるときは組織でみんなで頑張ろう!という仕事が多かったので、仕事の大きさや内容にもよるかもしれません。個人の責任感が強く、自分のやっている仕事にみなさん自信をもって取り組んでいるので、会議でも怯むことなくガンガン発言して自らの成果を前面に出しています。


といったような点が私の日本で働いている会社との大きな違いと感じました。


もしこれから現地のローカルの会社で働かれる方がいらっしゃれば少しでも参考になるかもしれません。


つづく